第37回優勝 奥川選手3月26日読了時間: 3分ニアピン賞 奥川(2番)、田胡(13番)、原選手(16番)、該当者なし(8番)ドラコン賞 田胡(5番)、原選手(12番)HC改定奥川選手 14 ⇒ 11神田選手 26 ⇒ 23当選馬券 2-3当選者 神田選手、合田選手配当ポイント 3万500ポイント昨日から降り続く土砂降りの雨は、当日になっても勢いを落とすことはなかった。コースは一面、重い泥濘(でいねい)と化している。普通ならキャンセルを考えるほどの悪天候だが、この日の「3組12名」に背を向ける者はいなかった。そこには、特別な再会と一人の男の強い責任感があったからだ。 今回のコンペには、大きな試練を乗り越えて戻ってきた仲間がいた。大木選手は僅か3ヶ月前に腹痛で病院に搬送され、小腸がんの緊急手術を終えたばかり。もう一人は、自分で言うのもなんだが筆者である。2ヶ月半前に胃の2/3と胆嚢を切除するという長時間の手術を乗り越えて、戦線に復帰したのだ。大手術を乗り越え、不屈の精神で再び芝を踏む大木選手を捉えた時、周囲の眼差しに宿ったのは、何よりも深い「安堵」だった。 そして、その背中を支えたのが、今回の里和幹事である。彼はスキーでの膝の怪我により、自らはクラブを握ることすら叶わない身であった。しかし、彼は「裏方」に徹することを選んだ。痛む足を抱えながら会場へ駆けつけ、参加費を徴収し、朝礼で士気を高め、決してそれだけではない。雨に打たれながらカメラを構え、仲間たちの勇姿を記録し、懇親会&表彰式の準備に奔走したのである。 土砂降りの雨の中、いつものカメラで撮ることは叶わなかった程、コンディションは最悪だった。前回、筆者は検査入院のためコンペを欠席し、カメラを構える事が出来ず、今回は仲間の笑顔を沢山撮ろうと思ってレンズを2種類用意したにもかかわらず、この土砂降りとの遭遇であった。それでも里和幹事は、筆者に代わって携帯を駆使してシャッターを切ってくれた。彼としても土砂降りの中で撮った写真の仕上がりは、華やかな笑顔も見られず、光も構図も満足のいくものではなかったかもしれないが、シャッターを切ったその向こう側には、言葉にせずとも伝わる『静かな情熱』が満ちていた。病を克服して芝を踏む喜び、そして怪我を押して自分たちのために動いてくれる幹事への感謝と敬意。それらが混ざり合い、形としての「きれいな写真」以上に、そこには魂の通い合った瞬間が撮れていた。 ラウンドが始まれば、雨は容赦なく体温を奪い、状況はまさに「壮絶」の一言に尽きた。しかし、全員が無事に18ホールを駆け抜けたのは、復帰した二人の生命力と、足の痛みを堪えて奔走した幹事の熱意があったからに他ならない。ホールアウトした時、全員の靴は泥だらけだったが、クラブハウスに響く笑い声は、晴天の日のそれよりもずっと深く、温かかった。この日の成績表に刻まれた数字よりも、重い泥濘の中に刻んだ「共に生きる」という確かな足跡こそが、雨のコンペで得た天中23ゴルフ会の『真価』や『結晶』ではないのか。 寒さに凍えるコンディションの中、優勝を飾ったのは奥川英子選手であった。今回でV3達成である、おめでとうございます。準優勝は神田選手。1打差及ばずであった。次回に期待が掛かる。 次回の日程は7月9日 (木) 会場は平成倶楽部。
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