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第2回優勝 森吉選手

  • 執筆者の写真: riddlef355
    riddlef355
  • 2016年3月13日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年8月17日



ドラコン賞:東/加藤君、西/森吉君

ニアピン賞:東/中澤君、西/森吉君

馬券当選者:神田君/加藤君/森吉君/大木君/中澤君/原君/酒井

今回は群馬県藤岡市にあるグリーンパーク・カントリークラブ。開場は1990年。

上信越道・藤岡ICから国道沿いに平凡な田園の間を走ると、コブのように盛り上がった丘が見えてくる。

ふっくらしたお饅頭のような柔らかい丘を登っていくとお目当てのゴルフ場に辿り着く。

グリーンパーク・カントリークラブは、関東平野を一望できる緑豊かな景観が魅力の丘陵コース。

東・西・南の27ホールあるチャンピオンコースであり、中澤君、神田君のホームコースである。

今回は東・西を使用する18ホール、パー72。コースレート: 71.4。

(群馬県で難易度の高いコースは、日本プロゴルフシニア選手権開催コースの下秋間カントリークラブ。

コースレート75.7)

メンバーは前回の8名に、初参加の原君。

天候は曇り、風はいくぶん肌に冷たくて、防寒用のインナーシャツを着ていないと震えがくる。

それでも、寒さにめげず、おめでたい白と紅の梅が気品高く咲いていた。

8:23 田胡、大木、中澤

8:30 神田、菊池、森吉

8:37 加藤、原、酒井

(敬称略)

東・西コースは、数多くの池やクロスバンカーが効果的に配置され、ティーショットの落とし処やセカンドの距離感が掴みにくい。また、フェアウェイの微妙なアンジュレーションは技術面だけでなく、メンタルの面においてもプレッシャーを掛ける。そして、各ホールのグリーン周りにはガードバンカーが四方にあり、正確なショットを求めるのはもちろん、慎重に攻めないとパーどころかボギーでも納まらない。

グリーンは傾斜のきついホールがあり、のったとしても手前だと急こう配のため坂道のように打った地点までボールが戻されてしまう。わけのわからない詰問でも受けているような仕打ちに友は嘆いていた。

見た目には優しく見えるコースだが、いざ挑んでみると罠に陥りやすく、肩や腕にずっしり食い込むような重圧でいつものリズムが作れない。

すーっと息を吸い込むと、友は自分を落ち着かせるように長く吐いた。

自分のスコアカードをもう一度見た。

言いようのない悔しさが込み上げる。

スタート前のあの笑顔が消えた。

こんなはずではないのに!昨日はちゃんと出来たのに!

顔を隠すように深々と首をうなだれて下を向いたまま。

それでも友は冷たいむかい風に向かって必死でボールに向かっていく。

悔みの残る日々のプレーもまた実感を得ていることは同じである。

肝心なことはベストを尽くせたかであろうし、姿勢を変えずに向き合えたかだろう。

昨日と今日の風が決して同じでないように、ゴルフのプレーもまた同じではない。

それほど、ゴルフはさまざまなものを与えてくれる。

だから、我々のやりよう、姿勢でいくらでもゴルフの形は変容してしまう。

グリーン周りにある厄介なバンカーにボールが入ってしまった。

顎が高くて深い。グリーンまで少し距離がある。

このようなところにボールが入ってしまったら、中々どうして、そう簡単には脱出できない。

5打、6打と平気で叩く友もいる。複数打を打てば、誰でも冷静さを失いかねない。

それでも懸命に脱出を試みる。

後ろのパーティーから、クスクスと笑い声らしきものが聞こえたりすると、バンカーをやっている同組の友は、

後続の笑った人間を睨んだりする。

友(パートナー)をなんとか助けてやりたい………….が、それが出来ない。

人間というものは哀しいかな、辛酸を味わう時に真の姿が見えることが多い。

その一生懸命な姿は45年前となんら変わっていない。

意地をむき出しにして、がむしゃらに頑張り通すあの少年時代の面影と重なる。

いや、でも、それが昔より何か爽快で、生き生きとしていて美しく見える。

まるでそれを楽しんでいるかのような、友の懐の大きさが伺える。

後ろも振り返ることなく歩調を緩める事もなく、ただ、ひたすらカップを目指してプレーに勤しむ。

ゴルフは挑むことに清々しさがあり、逆境やピンチに耐え抜くことに人の器や品性みたいなものが出ると

思う。

上手いゴルファーでなくとも、善いゴルファーでありたい。

ショットは弱くても、強い精神を鍛えるゴルフでありたい。

皆、そう信じているがいざホールを目の前にすると悩み、戸惑うことの繰り返し。

不器用で世渡りの下手な男達だが、理不尽な罪に嵌っても間違った事はしない、口にしない。

慎重であって、誠実なのだ。

それが我々のゴルフ。

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